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君が笑えば何よりの強さになる

声優さんやアイドル、日常について思ったことを書き綴っています。

近所の女の子のはなし

 

わたし、マンションに住んでるんですけど、近くに一軒家もたくさんあって。駐車場が一軒家の真横みたいな立地なんです。そのちょうど隣接してる家に住んでいる女の子と小学生の時すっごく仲が良くて。4つ下だったかな?わたしが中学生になったのを境に遊ばなくなってしまったのですが、つい最近母親から、その子が子供を産んだという話を聞きまして。4つ下だった記憶なので、つまり年齢的には高校生なんだけど。もうそりゃあね、ビックリどころのもんじゃないですわ。何言われてるかさっぱりわからなかった。

その子の母親もすっごく若くてきれいで、その子自身もめっちゃくちゃ可愛い子なんだけどね。しかも噂によると相手は大学生の男で、なおかつ逃げた感じらしくて。責任持てない男が高校生妊娠させちゃあかんっていうか、どんなドラマだよって感じだよ本当。まあ、母親も他の人づてに聞いた話らしいのでどこまで本当だかって感じですけど。子供産んだっていうあたりまでは本当っぽい。うむ。

 

自分が小さい頃に遊んでいた子がそういうことになっているってすごい不思議な感じ。なんていうか、普段そんな大人になった!とか年取った!とか思う瞬間って案外ないじゃないですか。時間が流れたんだなって感じるときってわりと周りの人の変化を感じたときだなって。だからまさに先日。もう本当びっくりした。わたしもあの子も小学生だったのにね。なんか寂しいなあ、と思う。あの頃携帯持ってなかったから連絡も取れなくてそのまま自然と遊ばなくなったけど今みたいに小学生でも携帯を持っている時代に生まれていたらまだ付き合いはあったのだろうか。わからない。

 

隣の家の子とも昔よく遊んでいて、いわゆる幼馴染だったわけだけど、やっぱりわたしが中学にあがったあたりで遊ばなくなった。歳の差があると、やっぱり学校が変わることが境目になるんだろうなと思う。同い年の幼馴染だったら今でもよく遊んでいたんじゃないかなと。たまに引き出しを覗けば昔その子とやりとりした不器用な字で綴られた手紙が出てきて、ちょっと苦しくなるような、そんな感覚。あの子が子供産んだって聞いた時もそんな感覚になった。

 

母親は16,17で子供産むのはね…しかもシングルマザー…って言っていたし、それはそうだなとは思うのだよ。相手も悪いけどさすがにそのへんはうん、って思うのだけど、でもあそこは親もそんな感じだし~みたいに始まったのには正直辟易とした。まあ確かに褒められたことじゃないなとは思うのよ。でも昔かわいがっていた子をそんな言い方されたらちょっとねって思うところもあったりして。適当に話は合わせたけど、なんでうちの母親はああなんだろう。母親という生き物はみんなそんなもんなのかなとか思ってしまうよね。まあ比べようがないけど。世界に一人しかいないものね。

わたしの中ではあの子との思い出は綺麗なままなわけ。正直忘れてしまったことの方が多くて、顔もぼんやりとしか思い出せないけど。人間の脳みそってどうしてこんなに頼りないんだろう。もっとたくさんあったはずなのに。たくさんあったことしかわからなくてすごく悔しい。細部を思い出せなくても綺麗な思い出だから、それをちょっと踏みにじられたような気持ちになったんだよ。

 

でもいっそ、すべての思い出が綺麗なものばかりだったらいいのにね。そうしたら誰を思い出しても、今元気かなってちょっとセンチメンタルになるだけで済む。綺麗な思い出にならなかったものは思い出すたびに苦い顔をして、振り払わなきゃいけなくてさ。しかもそういうことばかり覚えてるんじゃん。本当に記憶とは不便なものだわ。

 

あの子は子供育ててんのかな。元気なのかな。つらくないのかな。今も近くに住んでいるから会おうと思えば会えるのだろうけど、そんな勇気はない。それでも元気かどうかだけでも確認したいと思うのはやっぱり可愛がっていた名残なのだろうか。